星空と虹の橋の小説を掲載しています。
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No.107
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300字SS のお題に挑戦しました。お題は「残る」です。
物語の序章みたいな展開になりました。
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理解できない。
どうして彼が我が物顔で隣に座ってるんだろう。
「ねえ、あんたは居残り勉強する必要ないでしょ」
先生が戻ってこないうちに帰らせたい。本当はこんな変わり者の相手なんてしたくないのに。
「ほう、君も必要ないのに?」
彼はにやりと笑った。
「君の成績は確か、僕の三つ下だったはずだが」
「頭のいいあんたにはわかんないでしょう」
余計なことを言う気がして怖い。早く出て行って!
「矛盾した行動を取る理由は推察できる。が、君は彼にとって生徒でしかない」
「目的は、何」
唇を噛みしめる私に、彼は変わらない表情で対峙する。
「興味があるんだ。無駄とわかっていながら行動する感情源に」
観察させろ。
私に、拒否権はなかった。
#[300字SS]